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京都 祇園の老舗でかわいいを発見! 歩いて巡れる半日コース

京都 祇園は、八坂神社の西に広がる花街(かがい)です。明治・大正時代には、1000人以上もの芸舞妓がいたとか。女性が主役のこの町で生まれたかわいいもの、長きにわたって愛でられてきた“ええもん”を求めて歩いてみましょう。半日で巡れるおすすめコースをご紹介します。

かわいいを求めて! 京都の老舗を巡る半日コース

目次

9:00「するがや祇園下里」
9:20ごろ「鍵善良房」
10:00ごろ「祇園辻利 本店」
10:15ごろ「豊田愛山堂」
10:30ごろ「ちんぎれや」
10:45ごろ「ゑり萬」
11:25ごろ「切通し 進々堂」
11:50ごろ「いづう」


9:00 STRAT!
「するがや祇園下里」

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“王道の祇園”歩きは、祇園町(ぎおんまち)が発展したおおもと、新橋通を含む白川あたりの茶屋町からスタート! まずは、京都の三大土産と称された、明治生まれの豆入り飴菓子を販売する、菓子司「するがや祇園下里」へ。当初はお茶屋として明治28(1895)年に建てられたもので、店はそれより前の文政元(1818)年、今の建物の通り向かいに創業しました。名門「駿河屋」より暖簾(のれん)分けし、看板商品は「和菓子屋がつくる飴」。

京都老舗「祇園豆平糖(まめへいとう)」

3代目考案の「祇園豆平糖」は、煎った大豆を秘伝の蜜に混ぜ、それを伸ばしたもので、つくり方は昔とまったく同じ。蜜のすっきりした甘みと香ばしい煎り大豆の風味が重なり、極上の味わいが口に広がります。箱のふたに描かれた丸のあしらいといい、昔の菓子職人の素朴にして洒脱なセンスを持ち帰って、ゆっくりと愛でたい商品。飴を煎餅で巻いた飴菓子2品も人気です!

◆するがや祇園下里(ぎおんしもさと)
住所 京都市東山区末吉町80


9:20ごろ「鍵善良房」

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「するがや祇園下里」を出たら、切通しの路地を歩いて「鍵善良房」へ。古くより愛され続ける名品「菊寿糖(きくじゅとう)」を指につまむときめき、阿波和三盆(あわわさんぼん)の口どけのはかなさは、店が混み合う前の静かな時間に味わってこその贅沢です。

京都老舗「菊寿糖」

喫茶の営業開始と同時に入店し、注文を待つ間に供される菊寿糖を、続いて季節の上生菓子をいただければ完璧。あでやかななかに品を宿した菓子づくりは、さすが祇園町を代表する菓子司によるものです。お土産には「菊寿糖」の木箱28個入りがおすすめ。

◆鍵善良房(かぎぜんよしふさ)
住所 京都市東山区祇園町北側264番地
公式サイト


10:00ごろ「祇園辻利 本店」

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創業150年余の老舗「祇園辻利」。最近は“抹茶スイーツ”の印象が強いのですが、今も昔も宇治茶の製造販売が軸。キレのある、明快な味わいは商品の顔にも表れています。

京都老舗「一煎パック」左上から雁ヶ音、かぶせ茶、玉露、ほうじ茶、玄米茶、煎茶

お目当ては1回分の茶葉が入った「一煎パック」。淹れ方の英語案内も品種ごとに別途用意されているので、海外の方へのお土産にもピッタリです!

◆祇園辻利 本店(ぎおんつじり ほんてん)
住所 京都市東山区四条通祇園町南側 573-3
公式サイト


10:15ごろ「豊田愛山堂」

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江戸の地での浄土宗の経本(きょうほん)づくりに始まり、明治期に浄土宗総本山知恩院そばに店を構え、香まで扱うようになった「豊田愛山堂」。香りがもたらす心の鎮まりを感じる一提案が「にほひ袋」です。

京都老舗「にほひ袋」左から、香袋 小菊、にほひ袋 玉の枝2ヶ付、香袋 風香 香玉2ヶ入

お香に比べて香りの広がりが穏やかで、現代の暮らしにもマッチ。形や色もさまざまなので、自分好みのにおい袋を探してみるのはいかがでしょう。香りはすべて「紅乙女(こおとめ)」。甘い香りにキュンとします。

◆豊田愛山堂(とよだあいさんどう)
住所 京都市東山区祇園町北側277
公式サイト


10:30ごろ「ちんぎれや」

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縄手通も祇園新橋界隈を過ぎれば骨董街へ。様々な古裂(こぎれ)を楽しめる老舗「ちんぎれや」まで足を延ばして見ておきたいのが、古裂でつくられた“手のひらに収まる名品”。

京都老舗「楊枝入れ」左が和更紗で、右2点がヨーロッパ更紗(さらさ)。

100年以上も前の布でつくられた「楊枝入れ」は、ものの形に合うように柄を活かし、仕立てる職人の腕があってのかわいさです。小さな逸品「豆がま口」も人気!

◆ちんぎれや
住所 京都市東山区縄手通り三条南入元町372番地の1


10:45ごろ「ゑり萬」

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今回の町歩きで、花街・祇園を最も感じるお店が呉服店の「ゑり萬」です。「花柳界は着ているもので年齢や立場がわかりやすいです」とご主人・永田一郎さん。たとえば、下写真の絞りの柄にある万寿菊(まんじゅぎく)の赤色。

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「帯揚げに使うときは同じ赤でも、赤、赤臙脂(えんじ)、中臙脂、濃い臙脂と染めの段階があって、年齢を重ねた方ほど選ぶ色が渋くなります」。風呂敷にしても、色と柄の組み合わせがたくさんそろうのはそんな背景があるからでした。かちっと締まった絞りの美しさ、発色のよさ、色合わせの妙にうっとりする「ゑり萬」の飛び絞りの風呂敷。日常使いで楽しみたいと、近ごろはバッグの目隠しやひざ掛けに求める人も多いといいます。同柄で男性向けの色合わせもあるので、年齢や性別問わず楽しむことができます。

◆ゑり萬(えりまん)
住所 京都市東山区縄手通新橋角


11:25ごろ「切通し 進々堂」

京都老舗

巽橋(たつみばし)を渡り、「切通し」と古くから呼ばれる路地へ。昭和33(1958)年から続く喫茶店「切通し 進々堂」でひと休み。祇園で働く人々の憩いの場として知られますが、芸舞妓さんたちが通う芸の稽古場「八坂女紅場(にょこうば)学園」ほか、役者筋に届けるサンドイッチも評判です。

京都老舗「玉子トースト」

玉子トーストは1枚のパンを四隅まで焼き、卵をパン半切りに合うように手でふわっと焼き上げ、完成。この端正さ、こぢんまりした愛らしさに見惚れてしまいます。

◆切通し 進々堂(きりとおし しんしんどう)
住所 京都市東山区祇園町北側254


11:50ごろ「いづう」

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祇園北側に200年以上続く「いづう」。宴席料理に引けを取らない寿司をつくってきた歴史は、細巻きにも表れます。この凄みをお土産に祇園巡りは終了。「胡瓜巻き」のきゅうりは水気の出やすい種部分を切り落とし、甘酢に漬けたもの。その歯触りが絶妙なのです! 

京都老舗「胡瓜巻き寿司」、「小巻き寿司」、4人前折詰の一例

「小巻き」には、椎茸、三つ葉、厚焼玉子が。折に詰めるにも、ハランの細工などひと手間が加わり、持ち帰って箱を開けるときまで楽しみが続きます。持ち帰り商品のみ事前予約可能なので、観光前に予約し帰りがけに受け取ると、荷物もかさばらず観光を楽しめます。

◆いづう
住所 京都市東山区八坂新地清本町367
公式サイト

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