江戸時代

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伊藤博文も愛した「文人茶」は“狂気的”?たった数滴を楽しむ玉露のいれ方とは 阿部顕嵐が語る「あらん限りの歴史愛」vol.32

煎茶がマイブームだという俳優・阿部顕嵐(あべ あらん)さん。煎茶や玉露を飲みながら掛け軸や器を楽しむ文人茶(ぶんじんちゃ)を継承する「一茶庵(いっさあん)宗家」の後継者、佃梓央(つくだしおう)さんとの対談後編をお届けします。中国には無い、日本の文人茶の「狂気的」なお茶の入れ方とは? さっそく佃さんに教えてもらいましょう。
連載 阿部顕嵐

美貌の悪女、お百の大罪。悪運が強すぎた生涯と謎の正体に迫る

どうしてか私たちは悪い女がとても好きだ。映画でも小説でも舞台でも、毒婦と呼ばれる女はいつの世も必ず生まれ、愛される。
夫のいる身でありながら、ほかの男性とよろしくしている、とか。とてつもない美貌で男をたぶらかす、とか。犯罪に手をそめるもなぜか逃げとおせる、とか。人はどうしてそんな面倒くさい女のことをわざわざ読んだり観たりするのだろう。
お百は、まさに江戸時代を代表する悪女だった。そして人間ではなかった、かもしれない。
馬場紀衣

え、それが原料…江戸の「怪しい」秘薬に込められた切なる願いとは?

いつの世も、人のいるところに病あり怪我あり。
江戸時代、薬といえば漢方薬だった。オランダ由来の薬もあったし民間療法もあったけれど多彩かつ雑多な薬のなかには、効能も成分も怪しい薬がたくさんあった。なかには現代人の感覚ではちょっと信じられない処方箋も。
現代ほど医療が発展していなかった時代だからこその薬、ちょっと覗いてみませんか。
馬場紀衣

まるで日本版『ガリバー旅行記』!異形異風の国を巡る珍道中『風流志道軒伝』

昔話に出てくるのは海底世界に地下の楽土、それから月世界。どれも魅力的だけど私には行ってみたい場所があって、それが『風流志道軒伝(ふうりゅうしどうけんでん)』に登場する異形異風の国々。旅先は「大人国」に「小人国」。
あれ、なにかに似ている? そう『ガリバー旅行記』(作ジョナサン・スウィフト)である。
しかし『風流志道軒伝』は日本生まれの物語なだけあって、どことなく和の雰囲気が漂う。旅人の名は、浅之進。いざ、浅之進と共に不思議の国を渡り歩いてみよう。
馬場紀衣

「茶色」はグリーンではなくブラウンなのはなぜ?「文人茶」の佃梓央さんに聞いてみた。阿部顕嵐が語る「あらん限りの歴史愛」vol.31

毎朝起きると鉄瓶で湯を沸かし、お茶を飲むのがルーティーンだという俳優・阿部顕嵐(あべ あらん)さん。そんな阿部さんが、煎茶や玉露を飲みながら掛け軸や器を楽しむ文人茶(ぶんじんちゃ)を継承する「一茶庵(いっさあん)宗家」の後継者、佃梓央(つくだしおう)さんと対談しました。目をキラキラさせてお茶について質問する阿部さんと、深くて軽快な佃さんのトークをお楽しみください。
連載 阿部顕嵐

上から下から流しこまれる塩、塩、塩!江戸時代の罪人を震わせた塩漬けの刑とは?

前々から、これを超える残酷な刑はそうないだろう、と思っていたのがある。江戸時代に行われた「塩詰」である。口と肛門、ときにはえぐり出した目玉の穴から塩を詰めこみ、死体を塩漬けにするのだ。漬物みたいに人間を塩に漬けるなんて、とんでもない所業に思えるが江戸時代にはしばしば見られた。
いったいどんな罪を犯せば、塩漬けにされるのか。そもそも、なぜ塩なのか。大量の塩を詰めこまれた肉体は、どうなるのか。塩漬け死者が目を覚まさないように、すこしだけ記録を掘り起こしてみたい。
馬場紀衣

江戸人も歯が命?みがきすぎたり○○の腕を磨いたり、意外すぎる江戸の歯みがき事情

朝、歯をみがいた。昼にもみがくし、夜もきっとみがくだろう。私は心底、歯医者が嫌いである。子どもの頃の歯みがきは今よりずっとテキトーだった。わざわざ歯医者へ行く理由をつくっていたかつての自分を思うと、おそろしい。

それで、ずっと気になっていたことがある。昔の人は歯をみがいていたのだろうか。日本はかつてお歯黒の国だったと伝え聞く。歯を黒くすることと白くすることは、まったく反対のことのように思う。あの黒さは(といっても本物を見たことはないが)そんじょそこらの歯みがき粉で落ちるのだろうか。というか歯みがき粉は売っていたのか。そもそも、どこで買えたのか。
馬場紀衣

妻の怨念を爆発させた江戸時代の三角関係。むつまじい夫婦に起きた悲劇とは

これは江戸時代のお話。あるところに、近所でも噂になるほどの仲むつまじい夫婦が暮らしておりました。ある日、主君の浮気相手が夫婦のもとへやってきます。そして引き起こされた流血沙汰、折り重なる小さな死体、祟りを起こす妻の怨念……仲良し夫婦にいったい何が?

「お綱のうらみ」として福岡県に伝わる有名なこの伝説。数々の伝承を読み解いてきた私には分かる。この話は作りものなどではない(ような気がする)。内容には諸説あるが、そのひとつをご紹介しよう。事件の真相にせまってみたい。
馬場紀衣

江戸っ子が怪奇現象と恐れた「金縛り」の正体は?

「金縛(かなしば)り」になったことはありますか? 筆者は若かりし頃に、何度か経験しましたが、その恐怖たるや!! 二度と経験したくないですね......。睡眠中に意識は目覚めているのに、身体が動かせなくなる状態を、金縛りと呼びます。 古くは江戸時代の人たちも、悩まされていたとか。これは怪奇現象なのか、はたまた別の要因があるのか? その謎をひもときます!!
瓦谷登貴子

江戸後期、春画界を席巻! 破天荒な絵師・英泉が描くジェンダーレス美男子が綺麗すぎる

渓斎英泉(けいさい えいせん/1791-1848)は、江戸時代後期に活躍した浮世絵師。葛飾北斎(1760-1849)を慕いながらも独自の画風を確立、展開した。北斎も春画の名作を描いているが、春画の数においては文政から天保まで北斎をはるかに超える作品を、英泉は出版している。妖艶な女性描写とさまざまな趣向を凝らしているのが特徴。世界的な春画コレクターで大英博物館の春画展にも協力した、浦上満さんが所蔵する英泉の春画を見せてもらい、彼の魅力に迫る。
給湯流茶道

謎の死を遂げた「松平忠恕」が悲運の藩主と呼ばれる理由【「島原大変肥後迷惑」続編】

寛政4(1792)年4月1日(現在の暦で5月21日)。
長崎県島原半島を襲った大災害。
島原の町は山崩れと大津波で壊滅状態となった。
俗にいう「島原大変肥後迷惑」である。

その18日後の同年4月19日(現在の暦で6月8日)。
1人の男が巡視のために島原城下を訪れた。

四月十九日城内外ヲ巡視スルヤ大手門ニ至リ市街ノ災場ヲ見テ涙下リ
(島原市仏教会編「たいへん : 島原大変二百回忌記念誌」より一部抜粋)

大手門外の床几(しょうぎ)に腰をかけ、ゆっくりと城下を見渡す。
土砂で埋まり、家屋は流され、見る影もない島原の町。
言葉を失うほどのあまりの惨状に、ただ涙をこぼしたという。

男の名は「松平忠恕(まつだいらただひろ)」。
「島原大変肥後迷惑」で被災した当時の島原藩藩主である。

その涙から8日後の同年4月27日(現在の暦で6月16日)に死去。享年51。

一体、彼に何があったのか。
その真相を探るには、彼が生きた時間を遡る必要がある。

島原藩藩主「松平忠恕」が歩んできた人生。
それを知って初めて。
彼の涙の意味、死の真相に近付けるのだ。
Dyson 尚子

犠牲者約1万5千人!史上最悪の自然災害「島原大変肥後迷惑」の跡を訪ねて

「対岸の火事」という言葉がある。

対岸で起こった火事、つまり、こちらの岸ではないのだから、災いの及ぶ心配がない。
そこから、自分には関係がなく、何の苦痛もないという意味を表す。

そう、普通なら。
対岸の出来事は、そこで終わるもの。
だが、しかし。
今から234年前のこと。
対岸など関係なく、海を飛び越え、両岸を襲う大災害が起こったのである。
Dyson 尚子

信長の「比叡山延暦寺焼き討ち」から逃れた仏像が長崎に?時代を超えた謎を追って

今回は、珍しくストレートに。
冒頭で記事のテーマを発表することにしよう。

なんでも、とある場所に。
あの信長の「焼き討ち」から逃れた……があるそうな。

「えっ?」(by読者の皆さん)

だからぁ。
ほら、あの織田信長が比叡山延暦寺を焼き討ちしたやん?

「えぇ…(いや、聞きたいのはそこじゃなくて)」(by読者の皆さん)

どうやら、その時にさぁ。
延暦寺から持ち出された……があるらしくて。

「えぇ…(大事な部分が聞こえないんですけど)」(by読者の皆さん)

もうビビり過ぎて、声も出ーへんやろ?
今回の記事は。うーん。せやな、一言でいうと。
その貴重な……を拝みに行くっちゅうコトで。
Dyson 尚子

「無慈悲な要注意人物」細川忠興の意外なミスとその理由は? 実際の手紙を読んでみた

「細川忠興は、無慈悲な人間です(※1)」 これは徳川四天王の一人、井伊直政が言い放った言葉だという。関ヶ原の戦いで活躍した忠興に、褒美を与えようと徳川家康が考えを述べた時のこと。「忠興は無慈悲な人間だから要注意。なるべく中心地から遠くの土地を与えるのがいいでしょう。」と直政が進言したそうだ。

忠興は戦乱の世で勝つために、時には家族も切り捨てる冷徹な人間。最強の外様大名として恐れられていたのだろう。そんな“ストロング忠興”でも、うっかりミスをすることがあった。そんな歴史の新発見をお伝えしよう。

※1:『綿考輯録』巻十七より
給湯流茶道

別人として蘇生した?江戸時代以前からあった、トンデモ入れ替わり昔話

人は死んだらどうなるのだろう。人が死ぬと魂が肉体を離れるという話を聞くけれど、どうにも信じがたい。それに、疑問も残る。真っすぐあの世へ行ければ問題ないが、もしものっぴきならない事情でその辺を浮遊することになったらどうすればいいのか。
今回紹介するのは蘇りの物語。でも、ただの蘇りではありません。行くあてのない魂が見つけた、空っぽの屍の末路である。たとえば生胆を拾い、持ち主と入れ替わった猿。死んだ首吊り死体にすべり込んだ猫又。せっかく蘇ったというのに中身は別人。まさに、おれがあいつであいつがおれで状態である。こうなると蘇ったところで素直に喜べない。どちらかというと不幸な蘇生譚、お届けします。
馬場紀衣

柄本 佑スペシャルインタビュー!映画『木挽町のあだ討ち』――不自由を喜びながら、今の自分で時代劇を演じる。

2月27日から全国公開される、映画『木挽町(こびきちょう)のあだ討ち』。原作は、直木賞・山本周五郎賞をW受賞した永井紗耶子さんの傑作時代小説です。映画公開を前に、主人公の加瀬総一郎を演じる柄本 佑さんに、作品への思いを聞きました。

時代劇が好きだからこそ語る、時代劇の魅力と難しさとは。
塚田史香

アイロンに漂白、オーガニック石鹸。江戸の洗濯事情を洗いざらいご紹介

衣服の重要性を説いた見事な表現に「衣服は身のおもてなり」という言葉がある。私が考えたわけではなく『大和俗訓(やまとぞくくん)』という本に書いてあった。著者は儒学者、貝原益軒(かいばらえきけん)。彼はこうも書いている。「正しからざる服著(ふくき)たるは、心の内見えてはづかし」さすが学者なだけあって、立派なことをいう。垢のついていない、洗濯された清潔な服を着ることは、じつはそれ以上に大切な意味があるのだ。

この本が書かれた江戸時代、じつはすでに石鹸もあればアイロンもあった。いったい江戸の人たちは、どんな洗濯をしていたのだろう。すこし様子を覗いてみよう。
馬場紀衣

UFO、犬の霊、不義密通…!?江戸庶民が熱狂した「かわら版」を深掘り解説!【後編】

江戸時代に大衆に大人気だった「かわら版」とは、真偽不明の情報を発信する現在でいうゴシップ誌やSNSのような存在だったことは前回紹介した。第2回目では現存するかわら版の中から、当時話題になったもの、極めてユニークなものなどを厳選し、「珍かわら版コレクション」と題して解説する。
小林明

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