江戸時代

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犠牲者約1万5千人!史上最悪の自然災害「島原大変肥後迷惑」の跡を訪ねて

「対岸の火事」という言葉がある。

対岸で起こった火事、つまり、こちらの岸ではないのだから、災いの及ぶ心配がない。
そこから、自分には関係がなく、何の苦痛もないという意味を表す。

そう、普通なら。
対岸の出来事は、そこで終わるもの。
だが、しかし。
今から234年前のこと。
対岸など関係なく、海を飛び越え、両岸を襲う大災害が起こったのである。
Dyson 尚子

信長の「比叡山延暦寺焼き討ち」から逃れた仏像が長崎に?時代を超えた謎を追って

今回は、珍しくストレートに。
冒頭で記事のテーマを発表することにしよう。

なんでも、とある場所に。
あの信長の「焼き討ち」から逃れた……があるそうな。

「えっ?」(by読者の皆さん)

だからぁ。
ほら、あの織田信長が比叡山延暦寺を焼き討ちしたやん?

「えぇ…(いや、聞きたいのはそこじゃなくて)」(by読者の皆さん)

どうやら、その時にさぁ。
延暦寺から持ち出された……があるらしくて。

「えぇ…(大事な部分が聞こえないんですけど)」(by読者の皆さん)

もうビビり過ぎて、声も出ーへんやろ?
今回の記事は。うーん。せやな、一言でいうと。
その貴重な……を拝みに行くっちゅうコトで。
Dyson 尚子

「無慈悲な要注意人物」細川忠興の意外なミスとその理由は? 実際の手紙を読んでみた

「細川忠興は、無慈悲な人間です(※1)」 これは徳川四天王の一人、井伊直政が言い放った言葉だという。関ヶ原の戦いで活躍した忠興に、褒美を与えようと徳川家康が考えを述べた時のこと。「忠興は無慈悲な人間だから要注意。なるべく中心地から遠くの土地を与えるのがいいでしょう。」と直政が進言したそうだ。

忠興は戦乱の世で勝つために、時には家族も切り捨てる冷徹な人間。最強の外様大名として恐れられていたのだろう。そんな“ストロング忠興”でも、うっかりミスをすることがあった。そんな歴史の新発見をお伝えしよう。

※1:『綿考輯録』巻十七より
給湯流茶道

別人として蘇生した?江戸時代以前からあった、トンデモ入れ替わり昔話

人は死んだらどうなるのだろう。人が死ぬと魂が肉体を離れるという話を聞くけれど、どうにも信じがたい。それに、疑問も残る。真っすぐあの世へ行ければ問題ないが、もしものっぴきならない事情でその辺を浮遊することになったらどうすればいいのか。
今回紹介するのは蘇りの物語。でも、ただの蘇りではありません。行くあてのない魂が見つけた、空っぽの屍の末路である。たとえば生胆を拾い、持ち主と入れ替わった猿。死んだ首吊り死体にすべり込んだ猫又。せっかく蘇ったというのに中身は別人。まさに、おれがあいつであいつがおれで状態である。こうなると蘇ったところで素直に喜べない。どちらかというと不幸な蘇生譚、お届けします。
馬場紀衣

柄本 佑スペシャルインタビュー!映画『木挽町のあだ討ち』――不自由を喜びながら、今の自分で時代劇を演じる。

2月27日から全国公開される、映画『木挽町(こびきちょう)のあだ討ち』。原作は、直木賞・山本周五郎賞をW受賞した永井紗耶子さんの傑作時代小説です。映画公開を前に、主人公の加瀬総一郎を演じる柄本 佑さんに、作品への思いを聞きました。

時代劇が好きだからこそ語る、時代劇の魅力と難しさとは。
塚田史香

アイロンに漂白、オーガニック石鹸。江戸の洗濯事情を洗いざらいご紹介

衣服の重要性を説いた見事な表現に「衣服は身のおもてなり」という言葉がある。私が考えたわけではなく『大和俗訓(やまとぞくくん)』という本に書いてあった。著者は儒学者、貝原益軒(かいばらえきけん)。彼はこうも書いている。「正しからざる服著(ふくき)たるは、心の内見えてはづかし」さすが学者なだけあって、立派なことをいう。垢のついていない、洗濯された清潔な服を着ることは、じつはそれ以上に大切な意味があるのだ。

この本が書かれた江戸時代、じつはすでに石鹸もあればアイロンもあった。いったい江戸の人たちは、どんな洗濯をしていたのだろう。すこし様子を覗いてみよう。
馬場紀衣

UFO、犬の霊、不義密通…!?江戸庶民が熱狂した「かわら版」を深掘り解説!【後編】

江戸時代に大衆に大人気だった「かわら版」とは、真偽不明の情報を発信する現在でいうゴシップ誌やSNSのような存在だったことは前回紹介した。第2回目では現存するかわら版の中から、当時話題になったもの、極めてユニークなものなどを厳選し、「珍かわら版コレクション」と題して解説する。
小林明

江戸にもあったフェイクニュース?「かわら版」に見る、現代と変わらぬ庶民の関心事【前編】

江戸の町をにぎわせた「かわら版」は、今でいえばゴシップ誌やSNSのような存在だった。心中・不義密通から怪異事件、さらに荒唐無稽な作り話まで、庶民は驚き、笑い、夢中になった。低俗と蔑まれつつも人々の好奇心を満たし、時代の空気を伝え残したかつてのメディアの歴史を解説する。
小林明

「武士道とは死ぬことと見つけたり」の意外な意味とは?時代背景や原文、知っておきたい『葉隠』の名文も紹介

「武士道とは死ぬことと見つけたり」。アニメ『ガンダム』のミスター・ブシドー (グラハム・エーカー)の名ゼリフで、ゲーム『サムライスピリッツ』でも使用されているフレーズです(サムライスピリッツでは「修羅道とは倒すことと見つけたり」と続きますね)。 これらの元ネタとも言うべき作品が存在するのはご存知でしょうか? 山本定朝(やまもと つねとも/じょうちょう)の言葉を田代陳基(たしろのぶもと)がまとめた『葉隠(はがくれ)』と、「死ぬことと~」の本当の意味をご紹介します!
あきみず

大河『べらぼう』を彩った絵師や戯作者たち。蔦重亡き後の成功と波乱の人生とは

NHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺』の主人公・蔦屋重三郎は寛政9(1797)年5月6日に没した。風雲児を失った江戸の出版は停滞すると思いきや、蔦重から知己を得た仲間たちが、次の世代の担い手となっていく。ここでは山東京伝・曲亭馬琴・十返舎一九・喜多川歌麿が、蔦重亡きあと、どのような活動を展開し江戸文化を彩っていったかを振り返りたい。
小林明

夜な夜な息を吹き返す死者たち。恐ろしき日本版ゾンビの物語

人は死んだらどうなるのだろう。魂の行方はいざ知らず、肉体は朽ちていずれ骨になる。死、それは肉体の終焉である。……ほんとうに?
その死体、もしかすると息を吹き返すかもしれない。そんな恐怖から生まれたのが生ける屍、つまりゾンビである。今回紹介するのは腐った肉体で動きまわる、日本のゾンビたち。
馬場紀衣

歌舞伎にもなった江戸の刃傷事件「伊勢油屋騒動」。一夜のすれ違いが生んだ惨劇とは?

寛永八(1769)年五月四日の夜。遊郭「油屋」にて九人が立てつづけに刀で斬られ、うち三人が死亡。犯人は自殺。事件からわずか十日後、事件は芝居になった。巷でたちまち評判となった、その名も「伊勢油屋騒動」。
その夜、油屋ではいったいなにが起こっていたのか? 犯人の動機は? 被害者はなぜ殺されたのか? 恋に嫉妬に狂った男が引き起こした残忍な事件を紐解いてみよう。
馬場紀衣

曲亭馬琴も参加!珍品を愛でる江戸の文人サロン「耽奇会」へようこそ

古いものには筆舌に尽くしがたい魅力がある。そのものに刻まれた歴史が、隠された物語が、目には見えない不可思議な力となって人を夢中にさせるのだ。それが世にも珍しいものなら、なおさらだ。

江戸時代、珍品奇物を持ちよって論評しあう「耽奇会(たんきかい)」という集まりがあった。古物好き珍品好きにとっては夢のようなサロンである。しかも参加メンバーは時代を代表する文化人ばかりときている。あぁ、私もぜひ参加したい!
馬場紀衣

蔵書数日本一!曲亭馬琴や坪内逍遥も通った名古屋の貸本屋「大惣」とは?

大河ドラマ『べらぼう』もいよいよ終盤である。ところで吉原での蔦重の出発点は貸本屋だったことを覚えているだろうか。衣紋坂(えもんざか)から吉原大門へと続く五十間道にあった蔦屋を間借りして商売を始め、後に日本橋で耕書堂を開いた。

貸本屋では本屋で購入するよりもはるかに安く本をレンタルでき、江戸時代の人々の旺盛な読書欲を満たしていたのである。

全国各地に存在した貸本屋の中でも特に有名なのは、尾張名古屋にあった「大惣(だいそう)」である。蔵書数日本一とされる貸本屋で、たいへん多くの顧客を持ち、うわさを聞いてはるばる江戸から訪れる著名人もいた。

だがその実態は本屋ほどには知られていないようだ。

本の流通拠点として出版文化の発展に大きく貢献した貸本屋の真相に迫る。
里山企画菜の花舎

幻の絵師・写楽2作品を三重県石水博物館で再発見! 伊勢商人が守った江戸の宝

大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』では、いよいよ喜多川歌麿、葛飾北斎に続き、幻の絵師、東洲斎写楽(とうしゅうさいしゃらく)が登場。10か月の間に145点の浮世絵を制作したといわれる写楽ですが、絵師としての期間が短いため、現存する作品も少なく、本物は希少と言われているのです。そんな中、なんと三重県津市にある石水博物館の施設で2作品が再発見され、話題を集めています。海外に流出してしまった浮世絵が多い中、なぜ国内の、それも伊勢の商家に眠っていたのか。その謎を探るべく、石水博物館を訪ね、学芸員の龍泉寺由佳(りゅうせんじゆか)さんにお話を伺いました。
黒田直美

蔦重や葛飾北斎とコラボも! 知られざる尾張名古屋の本屋「永楽屋東四郎」

大河ドラマ『べらぼう』の放映により、横浜流星演じる蔦重こと蔦屋重三郎はじめ、彼と親しかった浮世絵師や狂歌師、戯作者といったクリエーターたちもフィーチャーされ、本屋や出版文化にも関心が高まっている。

江戸時代の商業出版は三都(江戸・大坂・京都)が中心だった。では、三都以外はどうだったのだろう。実は地方にも三都の大店(おおだな)に匹敵するほど実力のある本屋が存在した。その一つが尾張徳川家の城下町・名古屋にあった「永楽屋東四郎(えいらくや とうしろう)」である。店名を「東壁堂(とうへきどう)」といい、後には江戸・日本橋に出店を持つまでになった。葛飾北斎の『北斎漫画』や本居宣長の『古事記伝』は永楽屋から出版されている。また、名古屋には蔵書数日本一を誇ったとされる貸本屋「大野屋惣八(大惣 だいそう)」も存在した。

なぜ名古屋にこれほどの本屋や貸本屋が生まれたのか。今回は名古屋を例に、江戸時代の地方の出版文化について考えてみたい。
里山企画菜の花舎

大河『べらぼう』の裏史料『よしの冊子』とは? 歴史を動かした噂話の恐ろしさ

NHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺』に登場した老中や火付盗賊改、大奥の幹部たちの人物設定には、『よしの冊子(ぞうし)』という史料が参考にされたと考えられる。当時の江戸で広まっていた彼らに関する噂話をまとめた風聞集で、内容には真偽不明のものも多い。しかし、噂が世間に広まったことで運命が変わってしまった人もいたようだ。その様子は情報が一瞬で拡散する現代のSNS社会を思わせ、ゾッとするほどである。
小林明

だんごとサツマイモの三角関係? 「芋」にまつわる江戸時代の爆笑物語集

芋。それは私たちの胃を掴んで放さない食材である。芋の歴史は古く、江戸時代にはすでに日本人に馴染みのある食材だった。その事実を物語るように江戸時代に大流行した大人向けの絵入り本、黄表紙には「芋」と名の付く作品が多くある。
今回は数ある「芋話」の中から厳選した物語を紹介。美味しくて笑える、ユニークな芋たちの活躍ぶりをご覧あれ。
馬場紀衣

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