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12,1月号2025.10.31発売

今こそ知りたい!千利休の『茶』と『美』

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Culture

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The Adornment of Arms: The Meaning of the Dragon and the Struggle of Metalworker Kano Natsuo Sawada Toko ‘Biso no Nippon: The history of dressing up’

Dressing up and adorning oneself with sparkling jewellery. There lies the human desire to be beautiful and to add colour to one's life. In our series 'Biso (美装) no Nippon: The History of dressing up', writer Sawada Toko traces the history of various ornaments and jewellery, and explores the mysteries behind the act of dressing up.
連載 Sawada Toko

「勤怠」の意味とは? なぜ仕事をしていないときが「怠る」なの? いろいろ調べてみた

勤怠、という表現が前からどうにも引っかかっていた。
勤、はいいとして、怠、って何じゃいな。仕事していなければ、それすなわち怠けている、とでも? 欠勤の理由なんていろいろあるし、出勤していたって勤務時間中に怠けている手合いが「怠」にならなくて「勤」にされるのも癪に障る。

あー、うんうん、ちょっと落ち着こうか。決めつけはよくない。ちゃんと意味を調べて、裏取りをしてから言おう。

――と、いう脳内やり取りがあったので、ちょいと調べてみたのである。「勤怠」とは何ぞや。なぜに「勤」の対義語が「怠」なのか。
あきみず

「牛耳る」の意味とは? なぜ「牛の耳」なのか、ちょっと怖い由来も紹介

それなりに見聞きはするけれど、由来がぱっと想像できない言葉ってけっこうありますよね。
「牛耳(ぎゅうじ)る」もそんな不思議な言葉の1つ。意味や由来を知ると、見え方が違ってくるかもしれません。
あきみず

「よろしく」という曖昧さ──おおらかで柔軟な日本語の不思議【彬子女王殿下が未来へ伝えたいにっぽんのことば】

連載 彬子女王殿下

Inrō in all their forms: a look at the diverse styles of “Japan’s traditional miniature cases”

お鶴さん

片岡千之助の連載 Que sais-je「自分が何も知らない」ということを知る旅へ!#009 カーテンコール

“Que sais-je(クセジュ)?”とは、フランス語で「私は何を知っているのか」。自分に問いかけるニュアンスのフレーズです。人生とは、自分が何も知らないということを知る旅ではないでしょうか。僕はこのエッセイで、日々のインプットを文字に残し、皆さんと共有します。第9回の「旅」は…カーテンコール。
連載 片岡千之助

『和樂』12,1月号、大特集は「千利休の茶と美」付録はカレンダー2冊 「国宝&馬」♡

『和樂(わらく)』2025年12月,2026年1月号、10月31日(金)発売! 本誌の連載、特集ラインナップをお届けします。
和樂web編集部

蔦重や葛飾北斎とコラボも! 知られざる尾張名古屋の本屋「永楽屋東四郎」

大河ドラマ『べらぼう』の放映により、横浜流星演じる蔦重こと蔦屋重三郎はじめ、彼と親しかった浮世絵師や狂歌師、戯作者といったクリエーターたちもフィーチャーされ、本屋や出版文化にも関心が高まっている。

江戸時代の商業出版は三都(江戸・大坂・京都)が中心だった。では、三都以外はどうだったのだろう。実は地方にも三都の大店(おおだな)に匹敵するほど実力のある本屋が存在した。その一つが尾張徳川家の城下町・名古屋にあった「永楽屋東四郎(えいらくや とうしろう)」である。店名を「東壁堂(とうへきどう)」といい、後には江戸・日本橋に出店を持つまでになった。葛飾北斎の『北斎漫画』や本居宣長の『古事記伝』は永楽屋から出版されている。また、名古屋には蔵書数日本一を誇ったとされる貸本屋「大野屋惣八(大惣 だいそう)」も存在した。

なぜ名古屋にこれほどの本屋や貸本屋が生まれたのか。今回は名古屋を例に、江戸時代の地方の出版文化について考えてみたい。
里山企画菜の花舎

絶体絶命のピンチで、敵を諭した名将は?ヒントは非業の死を遂げた武将の娘婿

戦国時代というと、どんなイメージがありますか? 多くの武士たちが、血で血を洗う合戦を繰り広げた時代。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康らが天下統一を目指して、権力闘争をくりひろげた時代...。などでしょうか? そんな激しい時代を生きた武士たちは、敵対する人物と恩讐を越えた交流を持つこともあったようです。
瓦谷登貴子

「天下三名槍」ってなに? 所有していた武将も紹介

「天下三名槍(てんかさんめいそう/てんがさんめいそう)」という名前を聞いたことがあるでしょうか? 日本では昔から多数の刀やなぎなた、槍(やり)などが作られてきました。その中でも特に有名な槍3点をご紹介します。
あきみず

「天網恢恢疎にして漏らさず」読み方と意味わかる? あの文豪も使った表現を解説!

声に出して味わいたい・声に出すと楽しい言葉って、けっこうありますよね。有名なところでは『平家物語』の冒頭「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり」や、天平15(743)年の法令「墾田永年私財法(こんでんえいねんしざいほう)」など。

「天網恢恢疎にして漏らさず」も、ぜひその中に加えてほしい、心地よいリズムを持っていますが、読み方も意味も、ちょっと分かりづらい……。
ということで、言葉の由来や実際に使われた文学作品名なども含めてご紹介します!
あきみず

大河『べらぼう』の裏史料『よしの冊子』とは? 歴史を動かした噂話の恐ろしさ

NHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺』に登場する老中や火付盗賊改、大奥の幹部たちの人物設定には、『よしの冊子(ぞうし)』という史料が参考にされたと考えられる。当時の江戸で広まっていた彼らに関する噂話をまとめた風聞集で、内容には真偽不明のものも多い。しかし、噂が世間に広まったことで運命が変わってしまった人もいたようだ。その様子は情報が一瞬で拡散する現代のSNS社会を思わせ、ゾッとするほどである。
小林明

Ise-katagami: Japan’s masterful stencils that captivated William Morris

Suzuka (鈴鹿) City in Mie (三重) Prefecture is well known as the home of the Suzuka Circuit, which hosts the F1 Japanese Grand Prix. But it's also where one of Japan's most representative traditional crafts, known as Ise-katagami (伊勢形紙), was born and developed.
里山企画菜の花舎

2026大河ドラマ『豊臣兄弟!』無責任に予想しちゃいます!スタッフ座談会

2026年の大河ドラマは『豊臣兄弟!』と発表されました。人気の戦国時代が舞台ですが、主役はなんと豊臣秀吉の弟の秀長!! えっ、だ、誰だっけ? と思ったのは、私だけではないはず...。(ゴメンナサイ)。そこで和樂webに集う動物編集スタッフで、主役の秀長も含めて、どんなドラマになるのかを、好き勝手に予想してみました!!
柴犬

「意義」を見出せないものをあえて選ぶ。日文研 中丸貴史准教授に聞く、令和の生き方

コストパフォーマンスやタイムパフォーマンスばかりがもてはやされる昨今。そんな時代の流れに逆行するようだが、「役に立たないことこそを楽しむ」というのは和樂webの重要なコンセプトの1つである。
役に立つこと、意味のあること、無駄のないことだけが重要なのだろうか。そうして削ぎ落とされてしまった部分にこそ、本当に大切なカギが眠っているのではないか。

そんなことを思っていると、2025年6月、衝撃的な記事が目に飛び込んできた。国際日本文化研究センター(日文研)のニューズレターに掲載された中丸貴史(なかまるたかふみ)准教授の着任あいさつ「『意義』への異議申し立て」である。
あきみず

By the Water’s Edge: The Significance Of Riverside Encounters in Japanese Folktales

In classic Japanese folktales, the image of an old woman doing her laundry by the river is a familiar one. In Momotaro (桃太郎), the story begins with a line that has become iconic: “The old man went to the mountains to gather firewood, and the old woman went to the river to do the laundry…”
The riverside laundry spot is not only a place for washing clothes; it is also a place of encounters. In the tale of Momotaro (Peach boy), had the old woman not gone to the river, she would never have met Momotaro. In Hanasaka Jiisan (The old man who made flowers bloom), the puppy also comes floating down the river.

However, not every encounter leads to a happy ending. In Momotaro the old woman who was lucky enough to catch the peach at just the right moment might be considered fortunate, there are also examples where an encounter by the water has brought misfortune. Let’s begin by unpacking the gate of such folktales that start with 'laundry by the riverside'.
馬場紀衣

秋の夜を照らす「望月」の趣。馬場あき子【和歌で読み解く日本のこころ】

歌人、馬場あき子氏による連載「和歌で読み解く日本のこころ」。第二十六回は「望月(もちづき)」。空気が澄んだ夜空に現れる満月(望月)は、屋敷の庭や野山を明るく照らし、人々の心を躍らせました。仲秋の名月から11月まで、美しき秋の風情を盛り上げる望月をめぐる、ふたつの歌を解説していただきました。
和樂web編集部

市川猿四郎さんに聞いた、歌舞伎の奥深い技術とは?【ボイメン本田剛文、いざ参る!vol.3】

歌舞伎を題材にした映画『国宝』の驚くべき快進撃は、2025年の最もホットなトピックスの一つでしょう。御多分に洩れず、僕も映画館でその衝撃を全身で味わった1人です。3時間を超える上映時間にもかかわらず、ポップコーンがあまり減っていないという状態に陥るほど没入しました。重厚で、時に生々しい物語に惹き込まれたのは勿論のこと、俳優陣・制作陣の情熱とたゆまぬ努力によって描かれた本格的な歌舞伎シーンの数々は、大変印象的でした。
連載 本田剛文

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