職人

 

職人に関する読み物

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芸能と文化
ロボット棟梁は宮大工の夢を見るか?千葉大学平沢研究室の自動化施工技術化施工技術

日本にはたくさんの寺社仏閣など伝統木造建築があり、それらの新築や修復を手掛ける職人が宮大工です。伝統木造建築は木の柔軟性を活かし、複雑に切り込みを入れた部材を組み上げて建物を構成するのが最大の特徴。金物を使わず、仕口・継ぎ手といわれる刻みを入れた部材をはめ合わせることでつなげていきます。一方、現在の木造建築で主流となっているのは、ボルトやプレートなどの金物を使った接合方法。木材に複雑な加工を必要とせず、大量生産に適した工法です。 伝統木造建築に必要な非常に高度な技術を学ぶには地道な下積みが必要なことに加え、職人特有の師弟制度が敬遠されるようになり、現在は宮大工の人材育成が難しくなっています。そ […]

工芸
ツタンカーメンの黄金のマスクにも使われた技術。世界を虜にした超絶技巧「七宝焼」の正体は?

「七宝焼の『七宝』というのは、7つの宝という意味で」 ふむふむ。耳には館長の言葉が入ってくるが、目は見事な花瓶に釘付けだ。一瞬にして心を奪われてしまった。 「緑光釉四季花鳥文木瓜型花瓶(りょっこうゆうしきかちょうもんもっこうがたかびん)」 「仏教の経典の中に、金とか銀とか瑠璃(るり)とか…世の中にある7つの美しいものを『七宝』と総称するんですね。そういった7つの宝を全て合わせたかのように美しいものだから『七宝焼(しっぽうやき)』という名前がついたんです」 こう解説されるのは、あま市七宝焼アートヴィレッジの館長、小林弘昌(こばやしひろまさ)氏だ。 あま市七宝焼アートヴィレッジの館長 小林弘昌(こ […]

工芸
「あほならできん、でもあほにならなできん」ー85歳の現役蒔絵師 松田眞扶の生き方とはー

少し気難しいという第一印象は、お会いして2秒で崩れ去った。ふんわりと笑う中に、一本真っ直ぐな筋が通った、そんな人だった。 漆で文様を描いて、金粉を蒔(ま)いて固める「蒔絵」。その蒔絵を本業とするのが、今回の取材の相手、「蒔絵師、松田眞扶(まつださなお)」氏(85歳)である。福井県で蒔絵を本業とする家に生まれ、父親のもとで修業。その後、人間国宝寺井直次(てらいなおじ)先生に師事し独立、平成20年(2008年)に現代の名工に認定された。 どうすれば、ここまで自分の道を極められるのか。 凡人からすれば、至極真っ当な疑問である。真似とまでは恐れ多くてできないが、少しでも生きるヒントをもらいたい、そんな […]

工芸
使い捨て大国ニッポンに伝統の危機! 和傘の花は再び開くのか?

雨の日が憂鬱になったのはいつの頃からでしょうか。子どもの頃に歌った「あめあめ ふれふれ かあさんが じゃのめで おむかい うれしいな~」の童謡「あめふり」のように、子どもの頃は傘をさして、雨水をピチャピチャさせながら歩く雨の日が楽しみでもあったはず。和傘から透ける光を見て、そんな遠い記憶を思い出しました。 日本は今、大量のビニール傘の廃棄が問題になったり、鉄道機関における傘の忘れ物が年間30万本を超えたり、年間消費量が約1億2000本となるなど、まさに傘の使い捨て大国となっています。ですが、ほんの50~60年前まで、私たちの生活の中には、木と和紙などの自然素材だけで作られた和傘を大切に使い切る […]

工芸
職人の世界を覗いてみた!魅惑の蒔絵体験【RENEW/2019イベントレポート・福井・松田蒔絵】

どうして筆を持つだけで様(さま)になるのだろう。 じつは写真の主、残念ながらド素人である(見る人が見れば当然わかる)。こう書いては職人の方々に怒られそうだが、立派に熟練職人の手わざ感を雰囲気だけ漂わせている。 でも、こうして職人になれる。いや、正確にいうならば、3日間だけ「職人気分」を味わうことができるイベントがあるのだ。それが、“見て・知って・体験する”作り手たちとつながる体感型マーケット、「RENEW(リニュー)」である。 今年は、2019年10月12日から14日までの三日間の日程で、福井県鯖江市、越前市、越前町全域で、「RENEW/2019」が開催された。台風19号が日本列島を縦断するタ […]

工芸
実は今も作られている!若手刀匠に聞く、刀の魅力とは?

刀剣は、昔に作られた、昔のもの、というイメージがあるかたも多いのではないでしょうか? 平安時代や鎌倉時代の名刀も多く現存しており、1000年ほど昔のものとは思えないほどの美しさを今に伝えています。 しかし、令和の今でも、刀剣は新しく作り出されているんです。今回は刀を作る職人、刀匠(とうしょう)、黒本 知輝(くろもと ともき)さんにお話を伺いました。 刀匠・黒本知輝さんに聞いた、刀の魅力とは? 黒本 知輝刀匠 プロフィール 1986年4月2日生まれ。大阪府出身。 2012年 無鑑査刀匠・吉原義人氏に入門 2017年 刀匠資格取得 2018年 独立 2019年 株式会社 日本玄承社設立、代表取締役 […]

工芸
空き缶、ギター、ホッケー? 斬新すぎるほうきを作る「OPEN STUDIO」ってなんだ【熊本】

とある事務所で使用されていたほうきが忘れられなかった。柄がホッケーで使用されるスティックになっていて、掃くとホッケーをしているかのようで面白い。熊本県の「OPEN STUDIO」という、親子で運営している工房で作られているものだと知り、念願だった工房を訪ねて、店長の高光太郎さんにお話を伺った。 一風変わった工芸家のもとに生まれて 熊本県の市街から少し離れた場所にある「OPEN STUDIO」は、彫金、鍛金、木工、ガラス、和紙などのあらゆる素材と技法を扱う工房。昭和54(1979)年に工芸家の高光俊信・幸子さんにより設立。平成12(2000)年より息子の太郎さんが加わった。 工房でお話を伺った店 […]

日本美術
遠山記念館にある名建築!重要文化財・遠山邸に心ふるえる【埼玉】

埼玉・遠山記念館で展覧会を見たあとは、同敷地内にある「遠山邸」を必ず見学してほしい。いやはや、これはもう衝撃を受ける名建築でした。 遠山邸は、遠山記念館の美術コレクションを築いた「遠山元一(とおやまげんいち)」の旧居です。 厳選された素材、考え抜かれた設計、超絶技巧の職人技……すべてにおいて、心がふるえてしまった……。 ここを見るだけでも、わざわざ出かける価値があります。ぜひ、この遠山記念館で、死ぬほど贅沢な名建築を堪能してください。 では、なかに入っていきましょう。2018年、国の重要文化財指定を受けた「遠山邸」へ。 千鳥破風(ちどりはふ)の茅葺き屋根、ケヤキ造りという東棟の表玄関。渋好みの […]

工芸
鹿鳴館を彩った「金唐紙」とは? その魅力を彬子女王殿下と共に考える

江戸時代、主に壁紙としてヨーロッパに輸出されていた日本の高級擬革(ぎかく)紙「金唐革紙(きんからかわし)」。時代の変遷に伴い、工業技術に圧されて途絶えてしまったこの手仕事を、上田尚(うえだたかし)さんが蘇らせて「金唐紙」と名付けました。上田さんが主宰する金唐紙研究所が製作する金唐紙の壁紙は、全国に残る古い洋館建築に、新しい息吹を吹き込んでいます。そんな金唐紙の魅力を、彬子女王殿下と共に考えてみました。 金唐紙とは? 「金唐紙(30×45㎝)」上は花果唐草文様、下は花唐草文様(鹿鳴館に使用された柄) 江戸時代に流行した、立体的に唐草文様を表した箔使いの舶来革製莨(たばこ)入れ。金唐革と呼ばれ、本 […]

工芸
今見ても超カッコいい!人間国宝・芹沢銈介の作品たち

大胆な図案ながらも親しみを感じる作品たち。没後35年たった今なお新しさを感じさせる作品を世に送り出した型絵染の人間国宝、芹沢銈介(せりざわけいすけ)とはどんな人物だったのでしょうか。自然や風景、文字、職人の姿など多数の作品と共に紐解きます。 芹沢銈介の生い立ち 芹沢銈介は明治28(1895)年、富士山のおひざ元、静岡県静岡市の呉服商に生まれました。幼いころよりその卓越した画才に注目が集まっていましたが、実家に不幸があり、画家の道は断念。東京高等工業学校図案科を卒業し、20代のころは日々スケッチをしながら、商業デザインの分野で活躍します。 芹沢銈介 「富士と雲文のれん」 1967年ごろ 木綿・型 […]

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