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12,1月号2025.10.31発売

今こそ知りたい!千利休の『茶』と『美』

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豊かな自然が息づく「旧大佛次郎茶亭」が復活!鎌倉を愛した作家の思いを次世代へ

かつて幕府があった古都鎌倉は、神社仏閣など歴史的遺産や、山と海に囲まれた景観が魅力的です。多くの著名人や文化人もこの土地を愛し、住居を構えました。昭和の文豪として知られる大佛次郎(おさらぎじろう)は、自宅とは別に茅葺き屋根の別邸を所有していました。 一時解体の危機にさらされた名建築は、大佛文学を愛する人物が手を挙げ、その声に集まった有志が継承することに。1年間の大規模修繕を経て美しくよみがえった「旧大佛次郎茶亭」について、関係者に話を聞きました。
瓦谷登貴子

大奥の女性もこっそり愛用? 江戸の「四ツ目屋道具」で売っていたものとは

和樂web編集部

『光る君へ』から広がる能の楽しみ方。若手実力派能楽師・大槻裕一さんに聞いてみた

大河ドラマ史上初めて、平安中期の京都を舞台に展開する『光る君へ』。平安絵巻の世界観が表現された建物や衣裳にうっとりしている視聴者も多いようです。主人公のまひろ(紫式部)は『源氏物語』の執筆者となる訳ですが、実は能に源氏物語をモチーフにした作品があるのをご存知でしょうか? 『光る君へ』を入り口に、優美な能の世界に触れることができたら、楽しそうです! そこで令和5年度咲くやこの花賞※1を受賞された能楽師シテ方観世流の大槻裕一さんに、お話を聞きました。
【※1:大阪市が、将来の大阪文化の担い手として期待される人物・団体を顕彰するために1983年に創設。能楽界ではシテ方(主役を演じる役者)は初受賞。】
瓦谷登貴子

平安朝に本当の恋はあったのか? 馬場あき子×小島ゆかり対談・2【現代人にも響く『源氏物語』の恋模様】

『和樂』2007年10月号に掲載された、『源氏物語』についての歌人の馬場あき子さんと小島ゆかりさんの対談を4つにわけて再録します。その内容は今読み返してみても新鮮で、千年も前の物語がとても身近に感じられます。これを読むと、恋愛に喜び、悩み、苦しむ気持ちは、平安時代も今も全然変わっていないことがよくわかります。そして、『源氏物語』に興味が増すことは請け合いです!
山本 毅

光源氏も帝も愛した「朧月夜」ってどんな女性?【源氏物語】

和樂web編集部

『源氏物語』は恋愛のお手本! 馬場あき子×小島ゆかり対談・1【現代人にも響く『源氏物語』の恋模様】

紫式部が書いた『源氏物語』は、千年前に成立した長編小説。平安時代の宮廷を舞台に、光源氏が織り成した恋愛模様は、現代まで脈々と読み継がれています。 その『源氏物語』についての、歌人の馬場あき子さんと小島ゆかりさんの対談が、『和樂』2007年10月号に掲載されました。
山本 毅

南冲尋定(なんちゅうえろさだ)は実在したのか? 一人で混乱してみた

あきみず

超絶技巧に仕込まれた「謎解き」。日本人の漆愛の奥深さを探る!

浮世離れマスターズ つあお&まいこ

Number one in Japan in both height and volume! Explore Kumano and Wakayama to see the 'Nachi waterfall' and to feel holiness of Gods.

和樂web編集部

The tragedy around Emperor Nintoku's lover's jewellery Sawada Toko 'Biso no Nippon: The history of dressing up'

Dressing and adorning oneself with glittering jewellery. There lies the human desire to be beautiful and to add colour to one's life. In our new series 'Biso (美装) no Nippon: Japanese History of Dressing Up', writer Sawada Toko traces the history of various ornaments and jewellery, and explores the mysteries behind the act of dressing up.

連載 Sawada Toko

行司になるには?階級ってあるの?木村容堂さんに聞く、大相撲「行司」の世界・前編

コロナ禍による社会制限がなくなり、日本全国いたるところで賑わいが戻ってきています。大相撲興行も言うにおよず、最近は満員御礼の幕が下りぬことはありません。長年の好角家をはじめ、Netfilixの話題ドラマ『サンクチュアリ』で相撲ファンになったZ世代、諸外国からのゲストなど、年齢や国籍を超えてさまざまなひとたちが、本場所へと詰めかけています。相撲は力士が主役であるものの、力士だけでは成り立ちません。勝負を裁く行司という存在があってこそ観客を沸かせる取組が生まれます。三役格行司の木村容堂(きむら・ようどう)さんのお話しとともに、日本の伝統文化である大相撲を支える行司の世界を前後編にてご案内します。
森 有貴子

サムライ出身の絵師・鳥文斎栄之とは? 美人画の大家の作品と生涯

浮世絵師と聞けば、パッと思い浮かぶのは、葛飾北斎や東洲斎写楽、歌川広重などでしょう。蔦屋重三郎に見いだされ、大首絵の美人画を描いて一大ヒットを飛ばした歌麿も、江戸時代を代表する浮世絵師の一人として語られています。

しかし同時代に美人画を描き、人気を誇った鳥文斎栄之(ちょうぶんさいえいし)を知る人は少ないのではないでしょうか。武士から浮世絵師となった異色の経歴の持ち主で、浮世絵版画(錦絵)だけでなく、肉筆画にも素晴らしい作品を残している栄之。そんな彼がどのような経緯で浮世絵師になったのか。現在、千葉市美術館で開催中の『サムライ、浮世絵師になる!鳥文斎栄之展』を担当した学芸員の田辺昌子さんにお話を伺いながら、知られざる浮世絵師の生涯に迫ってみました。
黒田直美

世界で「BUNRAKU」が流行中! 文楽を取り入れた人形劇団「Blind Summit」が日本初上陸

江戸時代に大坂でうまれた人形芝居「文楽」。1体の人形を3人で操る「3人遣い」を世界で初めて発表したのは、文楽だという。3人で動かすことで生まれる人形の複雑な表情は、伝統芸能として世界で評価されてきた。 しかし21世紀になると、伝統芸能としてだけではなく、海外の現代人形劇アーティストの間で「BUNRAKU」という言葉が流行。日本人の想像を超えた文楽の“とある要素”が支持されているそうだ。日本人だけが知らない、BUNRAKUの世界的流行とはどのようなものなのか。世界中の人形劇に精通する研究者・山口遥子さんに聞いてみた。
給湯流茶道

「ダニエル・ブラッシュ展― モネをめぐる金工芸」が東京・六本木で開催中

東京 六本木の21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3では現在、美術展「ダニエル・ブラッシュ展 ― モネをめぐる金工芸」を開催中(2024年4月15日まで)。 詩心あふれる金工職人、ジュエラー、哲学者、エンジニア、画家、そして彫刻家と、様々な顔をあわせ持つ現代アメリカのアーティスト、ダニエル・ブラッシュ(1947年~2022年)の卓越した作品を、日本で初めて紹介する展覧会です。
土屋 利沙

洋服を捨て、着物だけで生きていくと決めたあの日。着物家・伊藤仁美の【和を装い、日々を纏う。】1

連載 伊藤仁美

「不完全なもの」に心惹かれて。【一生愛せる「うつわ」と出合う・その11】村田森(7)

「古いものの写しの腕は抜群。料理を生かすうつわをつくる」と話題の陶芸家・村田さんは近年、二十四節気(にじゅうしせっき)きをテーマにした作品づくりに取り組んでいます。 立春、雨水(うすい)、啓蟄(けいちつ)、春分…と1年を24等分した二十四節気に注目した理由は…。 今回は、山深い京都・雲ケ畑(くもがはた)で、自分と向き合いながら作陶を続ける村田さんの元を訪れ、そのうつわの魅力に迫りました。
和樂web編集部

天才が描くグロテスクとエロティシズム。デンマーク人キュレーターが「武田秀雄」に注目する理由

浮世絵や創作版画・新版画などの魅力について、コペンハーゲンを拠点に発信しているキュレーターでアートディレクターのマリーヌ・ワグナーさん。イギリスの美術出版社やオークション業界での勤務経験を持つ彼女に、日本の浮世絵・版画の文化を北欧の視点から読み解いてもらいました。
マリーヌ・ワグナー

雪降る季節は、ぽってりと。二十四節気「冬」 【一生愛せる「うつわ」と出合う・その10】村田森(6)

季節とともにある日本人の暮らし。村田さん夫婦は、美しい雲ケ畑の変化の日々をついスマホで撮影してしまうと言います。 そんな村田夫妻の写真と、暦をめくるような楽しさにあふれた村田さんのうつわを季節ごとに紹介します。今回は「冬」。
和樂web編集部

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