展覧会レビュー

 

展覧会レビューに関する読み物

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日本美術
江戸時代の意外な名所が楽しめる!「浮世絵に見る名所と美人」展(たばこと塩の博物館)【展覧会レポート】

東京スカイツリーを眼前に、住宅街と工業地区が入り混じった墨田区の下町にある穴場的なミュージアムとして知られる「たばこと塩の博物館」。年に数回実施される特別展では「たばこ」と「塩」の文化を特集した企画を中心に、世界中の珍しい美術工芸をハイレベルなキュレーションで楽しませてくれています。 中でもとりわけ人気が高いのが、開館以来、ざっくり年に1回くらいのペースで不定期に開催される「浮世絵」に関する特別展です。行くたびに毎度感嘆させられるのは、展示アイテムの非常にハイレベルなクオリティ。保存状態の良好な美品を中心に、レアな摺物(すりもの)や揃物(そろいもの)などが大量に並んだ展示室は圧巻。目の肥えた浮 […]

日本美術
肖像画や風景画ってどこに注目したらおもしろい?「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」で学芸員に聞いてみた

2020年上半期最大の注目展の一つである「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」。いよいよ2020年3月から国立西洋美術館(東京)、7月から国立国際美術館(大阪)で開催される予定です。そこで、和樂Webでは展覧会開催に先立って、日本側で本展の企画監修にあたった川瀬佑介主任研究員にロングインタビューを実施しました! ※国立西洋美術館は2020年3月16日まで臨時休館のため、東京展の開始は延期になりました。 ロンドン・ナショナル・ギャラリー外観 photo: Phil Sayer, ©The National Gallery, London 初心者向けのコンテンツをお届けするため、あえて西洋美術につ […]

日本美術
静寂な詩的世界を楽しむ!ハマスホイとデンマーク絵画展【徹底1万字レビュー】

あの「北欧のフェルメール」が日本に再上陸するらしい・・・。事情通のアートファンから、ハマスホイの大規模展が2020年初頭に再び東京で開催されると聞いたのは、2019年の初春でした。以来、心待ちにすること約1年。1月21日から満を持して東京都美術館でデンマークの画家ヴィルヘルム・ハマスホイを特集した展覧会「ハマスホイとデンマーク絵画展」が好評開催中です。 本展では、ハマスホイをはじめ、19~20世紀初頭にかけてのデンマーク近代絵画約90点が集結。世界一幸せな国と言われる同国で大切にされている価値観「ヒュゲ」が反映された温かみのある親密な作品から、ストイックなまでに画面上で静寂さを突き詰めたハマス […]

日本美術
ゴッホのひまわりはなんで有名なの?国立西洋美術館のエース学芸員に初心者が質問攻め!

いよいよ2020年3月から東京・国立西洋美術館で始まる西洋美術展「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」の開催が近づいてきました。展覧会には、13世紀から19世紀末までの西洋美術史に名を残す作家56名の作品全61点がズラリと並ぶ予定。まさに2020年上半期最大の注目美術展と言っても過言ではないかもしれません。 ※国立西洋美術館は2020年3月16日まで臨時休館のため、東京展の開始は延期になりました。 和樂Webでも本展を非常に注目していたところ、なんと本展を企画監修された国立西洋美術館・川瀬主任研究員にインタビューをさせて頂けることになりました。 そこで今回インタビュアーとして白羽の矢を立てたの […]

日本美術
これだけは知っておきたい!大浮世絵展で学ぶ、超初心者が教養として身につけたい浮世絵10選

日本美術の代表として、国際的な知名度が非常に高い浮世絵。HOKUSAIの「グレートウェーブ」といえば欧米ではモナ・リザ級に有名な名画として知られています。 しかし一方で、肝心の我々日本人はどうでしょうか?浮世絵のことを知っているようであまり知らなかったりするのではないでしょうか?明治維新後、西洋化した生活様式を好むようになったわたしたち現代人から見ると、200年前の江戸時代は、ちょっとした異世界感すら漂っていたりしますよね。 また、浮世絵に多少興味はあったとしても、具体的に何をどう見たらいいのかわからない。美術館に行っても鑑賞の仕方がわからない・・・という人も案外多いのではないでしょうか?僕も […]

日本美術
2019年の「今年の漢字」は『令』! 過去の漢字が大集結した展覧会が京都で開催中!

いまや、年の瀬の風物詩の一つとなった「今年の漢字」。 清水寺の森清範貫主(かんす)が、大きく1文字の漢字を揮毫する姿を、テレビなどでご覧になった方も多いでしょう。 その「今年の漢字」が、今年で25周年を迎えることをご存じでしたか? それに合わせ、京都の漢字ミュージアムは、企画展として「今年の漢字展 ~今年の漢字25周年~」(以下「今年の漢字展」)を開催しています。今回は、この展覧会を紹介しましょう。 そもそも「今年の漢字」とは? 「今年の漢字」は、財団法人(現公益財団法人)日本漢字能力検定協会が、「漢字の素晴らしさや奥深い意義を伝えるための啓発活動の一環」として、平成7(1995)年に始めたも […]

日本美術
若冲の作品など花鳥画の傑作が集う企画展「花と鳥の四季~住友コレクションの花鳥画」

住友家随一の美術愛好家が遺した「住友コレクション」とは? 江戸時代前期から泉屋という屋号で銅山事業に携わり、近代に入って事業を拡大して関西財界の代表となった住友家。 住友家の代々当主は、美術品に対する造詣が深く、長い歴史のなかで多くの名品が集い来たりました。特筆すべきは、明治後半から大正期に第15代当主を務めた住友吉左衞門友純(号は春翠)が収集した、「住友コレクション」と呼ばれる美術品の数々です。 住友吉左衞門友純(住友春翠、1864~1926) 住友春翠は、中国古代の青銅器や洋画など幅広いジャンルの美術品を収集しましたが、生涯にわたり続いたのが書画の収集です。それは、主に円山四条派、ついで狩 […]

芸能と文化
2019年度文化功労者選出!少女漫画の神様・萩尾望都の妖しく哀しい魅力に迫る

少女漫画ファンにとって、萩尾望都は特別な存在。なかでも代表作といわれる「ポーの一族」は高い人気を誇ります。2016年には40年ぶりのシリーズ新作が発表され、2018年には宝塚歌劇団で舞台化と、世代を超えて愛され続けている名作です。デビュー50周年を記念して、2019年12月4日から16日まで「萩尾望都 ポーの一族展」が大阪で開催されます。初日には萩尾望都のトークショーがあり、300点以上の原画や資料など、ファンには見逃せない充実の展示。公開にさきがけて見どころをご紹介します。 少女漫画の神様と呼ばれる萩尾望都 萩尾望都は1969年にデビューして以来、SFからファンタジー、バレエもの、心理サスペ […]

日本美術
すべては円山応挙からはじまった! 京都で「円山・四条派」の系譜を概観せよっ!

江戸時代中期の京都画壇に彗星のごとく現れ、新興商人をはじめとする町人から絶大な人気を集めた円山応挙。そして、与謝野蕪村に師事したのち、応挙の薫陶を受けつつ独自の画風を確立した呉春。 この2人を祖とし、「円山・四条派」と称せられる画派の系譜をたどる展覧会「円山応挙から近代京都画壇へ」が、京都国立近代美術館で開催されています。 京都では約24年ぶりに公開の大乗寺襖絵 本展では、応挙・呉春の作品から、昭和初期に活躍した竹内栖鳳や上村松園の作品まで100点余りを展示。後期で入れ替わる作品も多いため、前期と後期で1回ずつ訪れる価値のある充実した内容となっています。 中でも白眉となるのは、国指定重要文化財 […]

日本美術
明治日本を席巻したアール・ヌーヴォー。それはパリ万博から始まった!

ヨーロッパでアール・ヌーヴォーの流行が頂点に達した1900(明治33)年は、パリ万博の年でもありました。 会期中に万博の会場を訪れた人の数は、約5千万人。その中には、西洋画研究のため当地に留学中の身であった浅井忠、そして洋画団体「白馬会」のメンバーである黒田清輝らの姿もありました。 会場では、アルフォンス・ミュシャの手によるボスニア=ヘルツェゴビナ館の室内装飾など、アール・ヌーヴォーの意匠が随所に見られ、彼ら日本人参加者は圧倒されます。おそらく誰よりも感銘を受けた浅井は、アール・ヌーヴォーの様式で描かれた商業ポスターを大量に日本に持ち帰りました。そして、帰国後に着任した京都工芸高等学校の図案教 […]

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