神話・昔話

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想いが募るあまり息絶える。純な心が招いた『松浦佐用姫』の悲恋

松浦佐用姫をご存知でしょうか。日本三大悲恋伝説といえば『羽衣伝説』『浦島伝説』そして『松浦佐用姫伝説』。松浦佐用姫は日本を代表する、恋する女なのである。悲恋といっても男が心変わりしたとか、ふられて捨てられたわけではない。それどころか男は、おそらく生きて幸せに暮らしている。永遠の悲恋物語と称される松浦佐用姫。清らかすぎる恋心が招いた悲劇とは。
馬場紀衣

怪しいほどに美しくとも、赤ん坊を連れていようとも…橋ですれ違う鬼女に気をつけるべき理由

私には絶対に会いたくない相手がいる。それも数えられないほどいる。まずは幽霊。そして死神。なにより、鬼である。幽霊なら見ないふりができる。死神は背後にいるからそもそも見えない。しかし、鬼はだめだ。アレは前からも後ろからもやって来る。藪をのぞいたら鬼、山中で迷ったら鬼、扉を開けたら鬼。鬼はどこにでも出没する。恐ろしい。それに、会いたくない相手にこそ出くわしてしまうのが世の常だということを私は知っている。

私のように鬼を避けて生きたいと望む人が気をつけるべき場所がある。橋だ。 今回紹介するのは鬼に出くわした不幸者たちの話。これを読んで、来たる鬼との邂逅に備えておきたい。「和樂web」は読者の安全を守ります。
馬場紀衣

妻の怨念を爆発させた江戸時代の三角関係。むつまじい夫婦に起きた悲劇とは

これは江戸時代のお話。あるところに、近所でも噂になるほどの仲むつまじい夫婦が暮らしておりました。ある日、主君の浮気相手が夫婦のもとへやってきます。そして引き起こされた流血沙汰、折り重なる小さな死体、祟りを起こす妻の怨念……仲良し夫婦にいったい何が?

「お綱のうらみ」として福岡県に伝わる有名なこの伝説。数々の伝承を読み解いてきた私には分かる。この話は作りものなどではない(ような気がする)。内容には諸説あるが、そのひとつをご紹介しよう。事件の真相にせまってみたい。
馬場紀衣

昼はこの世、夜はあの世でアルバイト。閻魔王にスカウトされた人間たちの忙しすぎる日常

働きたくない。仕事へ行きたくない。だって、職場が地獄なんだもの。いや、比喩的な意味ではなく、ほんとうに。世の中にはいろんな仕事がある。もちろん、地獄にだって仕事はある。働き方改革がうたわれる今こそ知っておきたい、知られざるあの世のお仕事事情をご紹介します。
馬場紀衣

レア度MAX!「白ナマズ様」が美肌を運んでくれる? 佐賀県豊玉姫神社【ダイソンの寺社探訪】

「ほほう……コチラが、例の……」
誰に話しかけるでもない。
思わず心の声が漏れ出た。

遠くからでもはっきりと分かる。
小さなお社の中に見えるのは。
なんともフォルムが独特の生き物。

薄くて平べったくて。
白くてつやつやして。
少し濡れてる「白ナマズ様」。

とはいえ、実際に生きているワケではない。
白磁の「白ナマズ様」である。

今回の記事は、なんとこの「白ナマズ様」が主役なのだ。
Dyson 尚子

上杉謙信が信仰した毘沙門天、イケメン仏画となり越後・国上寺に降臨【日本画家・木村了子のイケメン考察 】vol.9

木村了子さんは日本画でイケメンを描くユニークなアーティストです。世界中から絵の注文が絶えない人気者で、大忙し。近々、『オズの魔法使い』で有名なアメリカ・カンザス州に訪問予定の木村さん。そんな木村さんが、2020年から描き始めた壮大なイケメン絵巻の制作秘話を自ら書いてくれました。
連載 木村 了子

かつお節を奪った犯人は海の底!? 竜宮城を目指した海女たちの物語

竜宮城。それは海の深い場所にある異郷。水を支配する竜王が住む宮殿である。とはいえ竜宮城と聞いてほとんどの人がまず思い浮かべるのは、浦島太郎が亀に連れて行かれた、あの竜宮城のほうかもしれない。
しかし竜宮城を訪ねたことがあるのは、浦島太郎だけではない。はるか昔、海底を目指した海女たちがいた。彼女たちの目的とは。有名な浦島伝説とは景色のちがう、もうひとつの海底昔話を紹介します。
馬場紀衣

別人として蘇生した?江戸時代以前からあった、トンデモ入れ替わり昔話

人は死んだらどうなるのだろう。人が死ぬと魂が肉体を離れるという話を聞くけれど、どうにも信じがたい。それに、疑問も残る。真っすぐあの世へ行ければ問題ないが、もしものっぴきならない事情でその辺を浮遊することになったらどうすればいいのか。
今回紹介するのは蘇りの物語。でも、ただの蘇りではありません。行くあてのない魂が見つけた、空っぽの屍の末路である。たとえば生胆を拾い、持ち主と入れ替わった猿。死んだ首吊り死体にすべり込んだ猫又。せっかく蘇ったというのに中身は別人。まさに、おれがあいつであいつがおれで状態である。こうなると蘇ったところで素直に喜べない。どちらかというと不幸な蘇生譚、お届けします。
馬場紀衣

天狗に相撲を教わった? 江戸の名力士・稲妻大蔵のかなしき無敵伝説

熊と相撲をとったのは金太郎。じゃあ天狗と相撲をとったのは? 答えは江戸時代の力士、稲妻大蔵。天狗のスパルタ教育をうけ、名力士になったという伝説上の男である。
さすが天狗だ。神と称されるだけはある。教育にも熱心だったとは。しかし稲妻大蔵の強さの裏には、悲しい事件があった。

稲妻大蔵に相撲を教えた天狗とは何者だったのか。人と天狗、種族を超えた二人の物語に胸が熱くなることうけあいです。
馬場紀衣

屋根で、井戸で、死者を呼ぶ。あなたも今日からできる!?禁断の「魂呼」とは

父親の目の前には、娘が横たわっている。その日は雨が激しく降っていたが、父親はかまうことなく陰陽師を屋根に上らせて魂を呼びもどすように命じた。父親というのは平安時代に権力の絶頂を極めた藤原道長。亡くなったのは娘の嬉子(きし)。屋根の上で雨に打たれていたのは、陰陽師の中原恒盛(なかはらのつねもり)である。

古くは平安時代の『小右記』や『栄花物語』にも登場する「魂呼(たまよばい)」とは、読んで字のごとく魂を呼ぶこと。なにせ相手は魂なので、呼んだからといって毎回もどってくるとは限らない。が、いつか私にも試さずにいられない時が来るかもしれない。死人を蘇らせる禁断の儀礼、伝授します。
馬場紀衣

母は山姥、父は龍!? 知っているようで知らない『金太郎』の真実

桃太郎、浦島太郎、力太郎、三年ねたろう……日本昔話はどういうわけか太郎と名のつく男たちでひしめいている。なかでもひときわ異彩を放つのが、金太郎だ。その活躍ぶりは民謡でもお馴染みだが、金太郎がどんな人物だったかと聞かれるといまいちはっきりしない。まさかり(大きな斧)を担いで熊と相撲をして、それから?
太郎史上もっとも立派な名前をもっているというのに全貌がつかめない。いったい金太郎はどこで生まれ、誰に育てられ、なにを成し遂げ、昔話になったのか。今回紹介するのは、知っているようであまり知らない『金太郎』秘話である。
馬場紀衣

男と女が混ざりあう、中世のユニークな「異性装物語」――麗しい主人公たちの幸せとは?

ゲーム、アニメ、漫画。日本は世界が注目するコンテンツ大国だ。新しい作品もいいけれど、古い中にも良作はかなりある。たとえば性別をとりちがえた、そっくりの男女のきょうだいが騒動を巻き起こす『とりかへばや物語』。男装の姫君が男と女の一人二役をこなす『在明の別』。女装して想い人に近づく『児今参り』。二つの性がゆらぐ異性装の物語は古典文学のなかでも格別にユニークだ。なにせ、圧倒的な美貌でセクシャリティをひょいと飛び越えてしまうのだから。
馬場紀衣

天人が持参した箱の中身は? かぐや姫に隠された「玉手箱」ミステリー

開けてはならないと言われると、開けたくなる。それが人の性というものだ。開けてはならない箱としてもっとも有名なのは、おそらくギリシャ神話のパンドラの箱。日本なら浦島太郎の玉手箱。そしてもう一つ『竹取物語』にも玉手箱が登場する。
馬場紀衣

なんのために踊りますか。日本舞踊の尾上菊之丞×石見神楽の神田惟佑、伝統文化の“隣の芝生”

天照大神が岩戸に隠れてしまい、踊りで誘い出したのが、神楽の起源だと言われています。そして島根県西部の石見地方の郷土芸能「石見神楽(いわみかぐら)」は、室町時代には神社の神職により舞われ、明治以降は土地の人々の手により受け継がれてきました。

そんな石見神楽のチーム「万雷(ばんらい)」を迎え、詩楽劇『八雲立つ』を構成・演出し共演するのが、日本舞踊尾上流四代家元の尾上菊之丞(きくのじょう)さんです。万雷をプロデュースする、MASUDAカグラボ理事長の神田惟佑(ゆいすけ)さんと、日本舞踊家の菊之丞さんが、お互いの芸能への思いを語りました。それぞれの「ないものねだり」と、お互いを結びつける瞬間とは。
塚田史香

夜な夜な息を吹き返す死者たち。恐ろしき日本版ゾンビの物語

人は死んだらどうなるのだろう。魂の行方はいざ知らず、肉体は朽ちていずれ骨になる。死、それは肉体の終焉である。……ほんとうに?
その死体、もしかすると息を吹き返すかもしれない。そんな恐怖から生まれたのが生ける屍、つまりゾンビである。今回紹介するのは腐った肉体で動きまわる、日本のゾンビたち。
馬場紀衣

そんな理由で地獄行き!? 納得できたりできなかったりな「罪人」事情

自分を根っからの善人と信じているわけではないけれど、できることなら地獄へは行きたくない。地獄では罪人が釜ゆでにされたり、体の皮をはがされたりすると伝え聞いている。恐ろしい場所である。想像するだけで肌がチリチリ焼けそうだ。
でも、もし、万が一にも地獄行きが決まったのなら、せめて納得できる理由があってほしい。もちろん、道理にかなっていても地獄になんて行きたくはないけれど。
ということで、今回紹介するのは思わぬ理由で地獄行きが決まった者たちの物語。
馬場紀衣

生き埋め、身投げ、人柱。日本各地に残る、かなしき人柱伝説

世の中には理不尽なことがたくさんある。それが人によってもたらされたものなら腹を立てながらもどうにかやりすごせるが、海神や神の御使いによるものだとしたら泣きたくなる。泣くだけで済めばまだいい。釈然としないまま生贄として捧げられたり、生き埋めにされたり、人柱に選ばれでもしたら、泣くに泣けない。
今回紹介するのは、そんな不幸な死にかたをすることになった者たちの物語。海、沼、地中、橋のたもと……あちらこちらから聞こえてくる、亡霊たちの叫び声に耳をすませてみたい。
馬場紀衣

月のうさぎが作っているのは餅ではないかも? 伝説の起源と意外な友達も紹介

月にはうさぎが住んでいる。しかもそのうさぎ、餅をついているという。そんな伝承が日本には古くからある。
月を見たことは何度もあるが、月に住むうさぎの方には会ったことがないので事情は知らないが、うさぎはどうして餅をついているのだろう。それで生計を立てているのだろうか。というか、なぜ餅? 一説には、うさぎが作っているのは餅ではなく不老不死の仙薬ともいわれている。

今回紹介するのは謎に包まれた月兔の物語。餅つきするうさぎと仙薬を作るうさぎ。月にいるのは、どっちのうさぎなのか。いつから月にいて、どうして月にいるのだろう。
馬場紀衣

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