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The behind-the-scenes story of 'BONJI,' double award winner at the Monaco International Film Festival

When I was a child, watching TV or reading picture books, there were always terrifying folk tales that made my body tremble. Yet, there was also an irresistible urge to peek through my fingers, a fascination with the frightening. The short film 'BONJI,' directed by photographer Ukibe Naoko (浮辺奈生子), perfectly evoked that very sensation from my childhood.
黒田直美

The yamamba who ate mum and brother... Japan's Red Riding Hood, 'Tendo-san's golden chain,' is too frightening

Everyone knows the Grimm's fairy tale ‘Little Red Riding Hood.’ A girl visiting her grandmother is eaten by a wolf disguised as her grandmother, but she's rescued by a passing huntsman, and the wolf is ultimately punished. It's a familiar story. In fact, Japan has a very similar tale, titled ‘Tendo-san's Golden Chain.’ However, instead of a wolf, it features a Yamamba (山姥, a mountain hag) with hairy hands entwined with plants. What's more, she's incredibly gluttonous, and she eats more than just one person. There's no kind huntsman who appears, and the dead aren't brought back to life. And the ending...
馬場紀衣

なぜ“川で洗濯”しているの? 日本昔話から読み解く水辺の意味

日本昔話に登場するおばあさんは、川で洗濯をしているイメージがある。『桃太郎』では「おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川で洗濯に……」行くところから物語は始まる。
洗濯場は衣類を洗う場でもあるが、出会いの場でもある。川へ行かなければ、おばあさんは桃太郎に出会うことはなかっただろう。『花咲か爺』でも、子犬は川上から流れてくる。

でも、すべての出会いが幸せな結末を迎えるとは限らない。流れてきた桃をタイミングよくキャッチしたおばあさんは幸運だったかもしれないが、水場での出会いが不幸を招いた例もあるのだから。そんな「洗濯する昔話」をまずは紹介しよう。
馬場紀衣

大河で話題の『江戸生艶気樺焼』とは?山東京伝の出世作をどこよりも詳しく徹底解説!

『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺」に、山東京伝作の黄表紙『江戸生艶気樺焼』(えどうまれうわきのかばやき)が取り上げられた。蔦屋重三郎と山東京伝が組んで黄表紙を制作しはじめた、天明5(1785)年のヒット作だ。のちの草双紙に大きな影響を与えた作品であり、以後、京伝は人気作家として耕書堂を支えていく存在となる。どのような魅力を持った戯作だったのか、ストーリーと挿絵を解説しよう。
小林明

こんなに暑い夏だから。辞書から「あつい」が飛び出した!

犯人(ホシ)は、太陽だった。
そうかもしれぬと、それ以外は考えられぬと思いながらも、いざ真実を知るとやはり衝撃は大きい。

編集部オンラインシステムへの投稿に、我が目を疑ったのである。
あの、穏やかで慎重でめったにミスなどせぬ編集部スタッフkが、まさかの期限設定ダブルミス。本日、と言いながら書かれているのは2カ月先の日付……。
あのk氏が、である。しょっちゅうやらかしている、わたくしAの話ではない。いったい何が……!?
あきみず

図書館と茶室に共通すること。書き手と読み手をつなぐ美の意識 【着物家・伊藤仁美+ブックディレクター・幅允孝 対談】前編

京都・両足院に生まれ育った着物家・伊藤仁美さんの連載和を装い、日々を纏う。連載に伴う特別企画として、古来の自然観や価値観を受け継ぐ人々と仁美さんが対談し、日本の美の源泉を探ります。

今回は、図書館の選書や空間づくりなどを手掛けるブックディレクターの幅允孝氏と、「読書と美装」をテーマに語り合っていただきました。
伊藤仁美

人肉好きの僧、腹で話す女……江戸の文献に残る“変わり者”たち

世の中は広い。いろんな人がいる。情報時代の今とちがって怪と珍が混在していた江戸時代なら、なおのこと、いろんな人がいただろう。というわけで今回は江戸時代の文献の中から、にわかには信じがたい変わり者たちを紹介。

人の肉を食べた僧侶、胆に毛を生やした男、天狗に雇われた少年……市井を騒がせたうわさ話は嘘か、それとも本当だったのか。会ってみたいような、みたくないような。江戸時代ならではの、ちょっと変わった人たちをご覧あれ。
馬場紀衣

北斎の構図が冴える! 山梨・猿橋、山口・錦帯橋へ【浮世絵と見比べる絶景タイムトリップ・名橋編】

あらゆる画題を精力的に描き、国内外のアーティストに刺激を与えた天才絵師・葛飾北斎の真骨頂のひとつが風景画。目にした景色をそのまま描くのではなく、1点にフォーカスしたり、構図を変えたりして、より魅力的な風景画として仕上げました。〝北斎の絶景画〟と今も残る〝リアル絶景〟の共演、第三弾はインパクトある橋の絵を描いた2か所を比べてみます。
和樂web編集部

世界初デザイン!新橋演舞場100周年を祝う新緞帳「舞」に息づく踊り手のスピリット

東京都中央区銀座にあります新橋演舞場は、今年100周年を迎えました。この記念の節目を祝って、資生堂が32年ぶりに寄贈した緞帳が注目を集めています。古くから続く劇場との関わりや、「舞」をモチーフとした斬新なデザインの誕生秘話を、修祓式(しゅばつしき)とその後の直会(なおらい)で関係者からお伺いしました。
瓦谷登貴子

柳川藩主の末裔が守り継ぐ、泊まれる国指定名勝「御花」で贅沢なひとときを

「柳川藩主の末裔が営むお屋敷で宿泊」そんな夢のような体験ができるとあって、ワクワクと共に少し緊張もしていた私。けれどもそんな心持ちは、フレンドリーで温かいスタッフのおもてなしで、自然と緩んでいきました。歴史ある建物からは威圧感などは微塵もなく、不思議なことに、まるで親戚の家に招かれたかのような居心地の良さを感じたのです。料亭旅館「柳川藩主立花邸 御花」での至福のひとときを、ご紹介します。
瓦谷登貴子

今年の夏も暑すぎる…江戸時代の熱中症対策、試してみる?

暑い。暑すぎる。こんなに暑くては、なにもやる気が起きない。帽子をかぶる、日傘を差す、水と塩分をこまめにとる、体を冷やす……世に聞く熱中症対策はどれも試してみたけれど、暑さには勝てそうにない。高温多湿な日本の夏は生き抜くだけでも精いっぱいだ。昔の人たちは、いったいこの暑さをどうやって乗り切っていたのだろう?

そこで見つけたのが、古の熱中症対策「香薷散(こうじゅさん)」。江戸の働く人びとを支えた、暑気払いに効果があるとされる薬である。もしかすると香薷散がこの夏を変えるかもしれない。
馬場紀衣

北斎が描いた“滝の絶景”、今も岐阜・栃木で見られるって知ってた? 【浮世絵と見比べる絶景タイムトリップ・諸国瀧廻り編】

あらゆる画題を精力的に描き、国内外のアーティストに刺激を与えた天才絵師・葛飾北斎の真骨頂のひとつが風景画。目にした景色をそのまま描くのではなく、1点にフォーカスしたり、構図を変えたりして、より魅力的な風景画として仕上げました。〝北斎の絶景画〟と今も残る〝リアル絶景〟の共演、第二弾は『諸国瀧廻り』で比べてみましょう。
和樂web編集部

Results are in! The most adorable Ukiyo-e animals, voted by our readers

A true genius, Kuwagata Keisai (鍬形蕙斎)—who debuted as a ukiyo-e (浮世絵 artist at the age of 15 under the name Kitao Masayoshi (北尾政美), a disciple of Kitao Shigemasa (北尾重政)—produced numerous actor portraits and illustrated books. In an Edo period filled with adorable animal paintings—Jakuchu (若冲)’s monkeys, Kuniyoshi (国芳)’s cats, and the puppies of Okyo (応挙) and Sengai (仙厓)—Kuwagata carved out a new artistic realm with his belief that ‘simple shapes are cute!’ His soft and whimsical Choju Ryakugashiki (鳥獣略画式) collection is brimming with charm. When we held a popularity poll on the WARAKU web Instagram, we received loads of votes and comments! Here we reveal the ranking results in this article as well ♡
お鶴さん

A must-see for retro lovers! Meiji-era english textbooks are just too cute ♡

Here’s a real treat for fans of all things retro: charming English textbooks from the Meiji period ♡ With nostalgic illustrations and delightfully old-fashioned phonetic spellings, these books are full of character. Take a look through and enjoy every last detail!
お鶴さん

春画は知のエンタメだった!東京・歌舞伎町春画展主催者が語る、江戸時代の知性とユーモア

あなたは、春画を古臭いエロ本だと思っていないだろうか? 実態は全然違う! じつは春画、江戸時代にはどんどん凝っていき、平安時代の和歌や、儒教をパロディー化したポエムが添えられるなど、知的なメディアに成長した。春画は男性のみならず、女性も楽しめるものだったという。

そんな春画の世界的なコレクターで、イギリス大英博物館の展覧会もサポートした浦上満(うらがみ みつる)さん。そして2025年夏なんと! ホストクラブなどを経営するSmappa!Group代表の手塚マキ(てづか まき)さんが、風俗店もたちならぶ歌舞伎町で浦上さんの春画コレクションの展示を企画している。さらに展覧会の会場構成を担当するのは、現代美術アーティスト、Chim↑Pom from Smappa!Groupの林靖高(はやし やすたか)さん。

こんな熱いコラボ企画はめったに生まれない! さっそく3人に、春画の知られざるパワーについて話をしてもらった。
給湯流茶道

天才絵師・北斎が描いた七里ヶ浜は今? 【浮世絵と見比べる絶景タイムトリップ・神奈川編】

アメリカ『LIFE』誌が1998年に発表した「この1000年で最も重要な功績を残した人物100人」に、日本人で唯一選ばれた葛飾北斎(かつしかほくさい 1760~1849年)。あらゆる画題を精力的に描き、国内外のアーティストに刺激を与えた北斎の真骨頂のひとつが、『冨嶽三十六景』や『諸国瀧廻り』などの風景画。目にした景色をそのまま描くのではなく、1点にフォーカスしたり、構図を変えたりして、より魅力的な風景画として仕上げました。〝北斎の絶景画〟と今も残る〝リアル絶景〟の共演! その第一弾は神奈川県の湘南「七里ガ浜」を見比べます。
和樂web編集部

細さもコシも一味違う!奈良・熊本・富山・徳島「手延べ素麺」名産地のこだわりをお取り寄せ♡【「そうめん」大研究・4】

手でよりをかけて麺を延ばしていく「手延べ」の技法は、中国から伝わったものが、日本で独自に発展しました。熟成時間を置きながら、何度もよりをかけられた麺は、細いのに弾力があり、口あたりはなめらか。手間がかかるのを承知の上で、麺づくりに励む各地のつくり手をご案内。地域性、こだわりの違いを知るのも楽しい!
和樂web編集部

夢二、五葉だけじゃない!自由奔放な“大正パブリッシング”の世界【SOMPO美術館】

自由奔放で、美しく、モダン。そんな"大正の出版文化"を体感できる展覧会が、東京・新宿のSOMPO美術館で開催中です。

夏目漱石の『吾輩ハ猫デアル』が紙媒体に初めて載ったのは、雑誌『ホトトギス』1905年1月号。同年10月には、単行本として刊行されました。続く時代を牽引したのは、自由主義や民主主義の風潮をもたらした大正デモクラシー。近代化・西洋化が進む中で、教員や看護師になるなど女性の社会進出が著しかったのもこの時代です。街を歩く洋装と和装のモダンガール。西洋音楽が親しまれ、パリなど欧州からもたらされたアール・ヌーヴォーやアール・デコなどのデザインが人々を喜ばせる中で、文学の世界では漱石などの才能が大きく花開いたのです。書籍は文化として大いに栄え、美しく凝った装幀の書籍やオシャレな挿絵が人々の暮らしを豊かにします。

東京・新宿のSOMPO美術館で開かれている企画展『大正イマジュリィの世界 デザインとイラストレーションの青春 1900s-1930s』を訪れたつあおとまいこの二人は、目を輝かせながら、当時生まれた出版物の数々を観察し始めました。
浮世離れマスターズ つあお&まいこ

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10,11月号2026.09.01発売

愛♡日本美術の超名品100

※『和樂』6/7月号「和樂スタッフの「推し民藝」P75「『勝山スズ竹伝統工芸』の米とぎザル」の記載に誤りがありました。
(誤)静岡(正)山梨 となります。お詫びして、訂正します。
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