江戸時代

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今年の夏も暑すぎる…江戸時代の熱中症対策、試してみる?

暑い。暑すぎる。こんなに暑くては、なにもやる気が起きない。帽子をかぶる、日傘を差す、水と塩分をこまめにとる、体を冷やす……世に聞く熱中症対策はどれも試してみたけれど、暑さには勝てそうにない。高温多湿な日本の夏は生き抜くだけでも精いっぱいだ。昔の人たちは、いったいこの暑さをどうやって乗り切っていたのだろう?

そこで見つけたのが、古の熱中症対策「香薷散(こうじゅさん)」。江戸の働く人びとを支えた、暑気払いに効果があるとされる薬である。もしかすると香薷散がこの夏を変えるかもしれない。
馬場紀衣

春画は知のエンタメだった!東京・歌舞伎町春画展主催者が語る、江戸時代の知性とユーモア

あなたは、春画を古臭いエロ本だと思っていないだろうか? 実態は全然違う! じつは春画、江戸時代にはどんどん凝っていき、平安時代の和歌や、儒教をパロディー化したポエムが添えられるなど、知的なメディアに成長した。春画は男性のみならず、女性も楽しめるものだったという。

そんな春画の世界的なコレクターで、イギリス大英博物館の展覧会もサポートした浦上満(うらがみ みつる)さん。そして2025年夏なんと! ホストクラブなどを経営するSmappa!Group代表の手塚マキ(てづか まき)さんが、風俗店もたちならぶ歌舞伎町で浦上さんの春画コレクションの展示を企画している。さらに展覧会の会場構成を担当するのは、現代美術アーティスト、Chim↑Pom from Smappa!Groupの林靖高(はやし やすたか)さん。

こんな熱いコラボ企画はめったに生まれない! さっそく3人に、春画の知られざるパワーについて話をしてもらった。
給湯流茶道

信長も政宗も愛好者? 世界を虜にする「水石」がおもしろい! 阿部顕嵐が語る「あらん限りの歴史愛」vol.26

あなたは水石(すいせき)をご存じだろうか? 盆栽とセットで世界中で人気がある水石。かつて日本の家屋では床の間に水石を置き、屏風のそばに盆栽を飾っていたという。石が大好きな阿部顕嵐さんが、盆栽の巨匠で水石協会理事も兼任される小林國雄さんに話を聞いてきた。取材は2025年6月上旬に行った。
連載 阿部顕嵐

文化も恋も吉原も、『べらぼう』に面白い!“蔦重オタク”が語り尽くす大河ドラマ前半振り返り

『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の放送が決まった時、世間では「大河ドラマで『吉原』を描くとは!」と騒然となりました。しかし、ドラマがスタートするや、史実に沿って闇深い吉原を描きながらも、苦難の中で必死に生きる人々の心情や営みを細やかに映し出し、今までにない主人公に心を揺さぶられる新たな大河ファンが急増しました。おっと、いきなり熱く語りだしてしまい、すみません。連日のうだる暑さで、ちょっと中だるみ気味でしたが、いよいよ大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』も舞台を日本橋に移し、ここからさらなる蔦重の快進撃がスタートします。そこで、今回は前半の振り返りと今後の見どころを「蔦重」オタクの和楽webメンバーが熱く語り合いました! これを読めば、ますます「べらぼう」が面白くなること間違いなしです!
黒田直美

『べらぼう』で注目の狂歌とは?SNSの原点は江戸の皮肉屋たちだった!?

狂歌が大ブームです! と言われて「はて?」と思った人は、江戸文化が足りてない?

現在、NHKで放送中の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」では、狂歌に熱狂する江戸の様子が描かれています。武士も版元も妓楼主も花魁も狂歌に興じる姿は、身分制度の厳しかった江戸の一筋の光のようにも感じます。
黒田直美

異常気象は江戸時代にも。空から降ってきた恐ろしいものとは

「晴れの日は晴れを愛し、雨の日は雨を愛す。楽しみあるところに楽しみ、楽しみなきところに楽しむ」そう言ったのは作家の吉川英治。晴れの日には晴れの日の良さがあり、雨の日には雨の日の良さがある。土砂降りの雨、しんしんと降る雪、雨上がりの虹……刻々と変わる空模様の下には、いつの時代も人びとの営みがあった。そう、砂や馬の毛や死体が降ってきた日にも、地上では人びとが暮らしていたのである。
馬場紀衣

超絶美形の僧は、なぜ熱湯をかぶった?「赤面法印」祐遍和尚が遺したもの(宮崎県願成就寺)

白状すれば。
最初は、軽い気持ちだった。

宮崎県で、今なお深く信仰されている江戸時代の僧。
その名も「赤面法印(あかづらほういん)」。
珍しい名前に、つい目がいった。

だが、その後。
名前の由来を知ることに。
Dyson 尚子

関わった者は次々と…『べらぼう』田沼意次が飛びついた『赤蝦夷風説考』の真実

『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺』でロシアと日本の関係がクローズアップされはじめました。きっかけとなったのは『赤蝦夷風説考』(あかえぞふうせつこう)という文書です。これに老中の田沼意次が着目したことによって、田沼派の武士たち、松前藩、松平定信、そして一部の戯作者たちを巻き込んだ騒動に発展し、時代の転換期を迎えます。『赤蝦夷風説考』とはどんな内容で、どのような影響を及ぼしたかを解説しましょう。
小林明

大河ドラマ『べらぼう』で注目。大奥はどこにあったのか? 江戸城大手門から本丸御殿跡を歩く

2025年の大河ドラマ『べらぼう』でも、大奥のシーンがたびたび登場します。従来、大奥をテーマにした映画やドラマ、コミックなどでは、将軍の寵愛をめぐる、どろどろとした愛憎劇が描かれてきました。一方で大奥は、最高権力者である御年寄(おとしより)以下、一説に2,000~3,000人の女性たちが整然と立ち働く、機能的な組織でもあります。ここまでは、和樂webをご愛読の皆様にはおなじみの話かもしれません。和樂webには、そんな大奥にまつわる記事が豊富にあります。ところで……。

江戸城大奥が実際にどこにあったのか、現在どうなっているのか、についてご存じでしょうか。「江戸城跡は現在、皇居なので、立ち入りできない」と思っている人も時々いますが、大奥があった本丸跡は、自由に見学できます。ただし、当時の本丸御殿は現存しておらず、予備知識なしで訪れても、大奥の場所を特定することは難しいでしょう。そこで本記事では、現在の本丸跡において、かつての大奥の位置をおよそ把握するためのちょっとしたポイントと、江戸城の正門というべき大手門から歩いて本丸に至るまでの、かつての厳重な守りなどについても紹介します。当時の江戸城のリアルを、ぜひ記事上で疑似体験してみてください。
辻 明人

鬱憤は“屁”で吹き飛ばせ! 狂歌師・大田南畝の「めでたし」人物像

NHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』に登場した大田南畝(おおた なんぽ)が話題です。狂歌師・批評家・戯作者など多彩な顔を持ち、おそらく『べらぼう』の時代の文士では最も著名でしょう。また、「めでたい」というコンセプトで多岐にわたる作品を世に出し、江戸を「笑い」で包もうとした人物でもあります。ここでは南畝の狂歌は何を詠んでいたのか、全国にあるゆかりの史跡などから、彼の人物像に迫ります。
小林明

徳川家康を助けて大奥へ!? 忍者の末裔「伊賀者」の正体とは

江戸城の大奥。そこは、将軍以外は立ち入ることのできない女の園……ではありますが、実は出入口近くの一部エリアには男性の役人たちも勤めていました。

警備を担当する役職には、戦国時代に徳川家康のピンチを助けたという「伊賀者(いがもの)」の名が。伊賀者とは漫画『忍者ハットリくん』でもおなじみの、伊賀国(いがのくに、現在の三重県西部)出身の忍者のことです。
大奥の岩内

“男女の欲望”は控えめに? 江戸時代の医学書『老人必用養草』に学ぶシニアライフ

長寿国、日本。しかし、それは今のはなしだ。江戸時代の平均寿命は40歳ほどで、今とくらべるとかなり短命だった。とはいえ徳川家康は73歳くらいまで生きたというし、杉田玄白は享年85歳、葛飾北斎にいたっては90歳まで生きている。となると気になるのが、江戸時代のシニアたちの暮らしぶりだ。
馬場紀衣

えっ、想像で描いてたの!?浮世絵で見る「鉄道の幕開け」150年の鉄道愛にキュン♡

瓦谷登貴子

水戸黄門でおなじみ♡緻密でかっこよすぎる「印籠」コレクション6選

お鶴さん

女は素足、男はふんどし! 江戸のチラリズムを見逃すな

大奥の岩内

超絶美少年がなぜ鬼に?足の刺身も食らう「酒呑童子絵巻」まるで“平安RPG”【日本画家・木村了子のイケメン考察 】vol.7

平安時代、都の姫君や財宝をさらい人々を震え上がらせた悪鬼・酒呑童子(しゅてんどうじ)。その鬼退治譚は数々の絵巻、能など多くの芸術の題材となり、時を超えて人々の想像力をかき立ててきました。今回は、この酒呑童子をイケメン考察します!
連載 木村 了子

二代目将軍・徳川秀忠の正室「江」の数奇な人生|12歳〜23歳までで3度の結婚?

黒田直美

なぜ息子を狙ったのか? 田沼意知を斬り、28歳で切腹した「世直し大明神」の謎

辻 明人

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